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ファインバブル発生装置にて排水処理(臭気対策・薬品、汚泥発生量の削減)|某化学品製造工場のファインバブル納入事例

ファインバブル発生装置「YJノズル」導入により、排水処理設備において臭気の解消、BODの低減、薬注量の削減、凝集汚泥・余剰汚泥の減容が実現した導入実績例を以下に紹介します

 

【ファインバブル発生装置「YJノズル」を設置した排水処理の対象】
化粧品原料等化学品製造工場排水処理

 

【従来の問題点および課題】
原水槽、調整槽等における臭気、ベントナイト凝集汚泥および活性汚泥の余剰汚泥の発生の抑制

 

【ファインバブル発生装置「YJノズル」を設置した排水処理の概要】
処理水量150㎥/日 凝集前処理後の調整槽 BOD7000mg/ℓ
原水槽100㎥ → 凝集処理 → 調整槽100㎥ → 嫌気槽 → 曝気槽 → 沈殿槽

 

今回の改造内容

マイクロファインバブル発生装置YJノズル「YJ-15」(0.75kw水中ポンプ)を原水槽、調整槽に各々1基設置

 

 

【ファインバブルによる改善内容】

  • 数十年来の問題点であった臭気がマイクロファインバブルYJノズル設置後僅か一日で完全に解消した
  • ファインバブルでベントナイト凝集処理後の原水BOD7000 mg/ℓ が3000 mg/大幅低減
  • ファインバブルによりベントナイトの薬品使用量も半減し、コストダウンに成功
  • ファインバブル設置後、ベントナイト凝集汚泥の引き抜き回数が月平均22回から11回に半減(産廃費用半減
  • ファインバブル設置後、活性汚泥処理の余剰汚泥も半減(産廃費用半減)でコストダウンに成功
  • 振動、騒音が極端に少ないマイクロファインバブル曝気が環境改善に貢献

 

顧客の今後の改善計画

 

 

原水槽、調整槽へのマイクロファインバブルYJノズルの設置で画期的な臭気改善、薬注減量、汚泥減容に今回成功した。この好結果をうけ、今後は曝気槽を従来のブロワによるディフューザー曝気から低振動、低騒音、省エネルギーなマイクロファインバブル「YJノズル」の曝気に変更することで大幅な省エネおよびブロワの撤去による振動、騒音の管理対象削減による省力化など、更なる改善を今後計画中である。

ファインバブル発生装置(悪臭の低減・省エネ対策・処理能力増強)|某食品製造工場のファインバブル納入事例

【ファインバブル設置、排水処理の対象】
大手チェーンレストラン セントラルキッチン カット野菜製造工場排水処理

【従来の問題点および課題】
調整槽、曝気槽等における臭気、曝気動力の削減、水質の改善および処理能力の増強

【ファインバブル設置、排水処理の概要】
処理水量340㎥/日  原水 BOD1500mg/ℓ
調整槽(汚泥返送・接触酸化)50㎥×2槽 → 接触酸化曝気槽50㎥×2槽 → 下水放流

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01.改 善 内 容

施工後③

・従来の問題点であった臭気がマイクロファインバブルYJノズル設置後僅か数日で解消した。
・ファインバブル導入で、放流水BOD500 mg/ℓ が200 mg/ℓに大幅低減。
・ファインバブル設置後、放流水ノルマルヘキサン抽出物17 mg/ℓ が2 mg/ℓに大幅低減。
・従来、各槽で5.5kW×2台のブロワを使用していたが、ファインバブル導入後、停止することにより11kWの省エネに成功。
・ブロワ11kW+循環ポンプ1.5kW、合計12.5kWの所要動力が僅か1.5kWですむようになったファインバブル設置により、約9割のコストダウンに成功(調整槽所要動力を約1/10に超大幅削減)

02.顧客の今後の改善計画

施工後②

調整槽 既設循環ラインへのファインバブルYJノズルの設置で画期的な省エネ(従来比1/10=9割カット)、臭気改善、水質改善に今回成功した。

今回、ファインバブル発生装置「YJノズル」により供給されているファインバブルエアはごく僅かであり、この現象は従来、好気性菌のみによる生物処理であったものが、ファインバブル効果により通性嫌気生菌をも活性化させた生物処理に移行したことによるものと思われる。

今回設置したのは接触酸化方式の排水処理装置であるが、そのような接触材(固定床、流動担体など)を使用した排水処理設備にはファインバブル発生装置「YJノズル」の相性は非常によく他の現場でも画期的な結果を導き出しているケースが非常に多い。

この好結果をうけ、本顧客では、今後は調整槽だけでなく、曝気槽にも、ポンプ循環ラインを新設し、従来のブロワによるディフューザー曝気からファインバブル発生装置「YJノズル」の散気に変更することで更なる大幅な省エネルギー化、水質改善を今後計画している。

ファインバブル・メンブレン微細気泡散気管 納入実績|株式会社くらこん様(食品製造工場)

【微細気泡散気管 導入効果】

既設のO社エアレーターに代わり、メンブレン微細気泡散気管「パイプフレックス」をご採用頂き、従来動力費25.7kWを11kW以下に削減。すなわち14.7kWダウン。(電力費 約57%ダウン=半分以下)さらに運転時間の半分は5.5kW、従来エアレーター時、使用していた5台のうちわずか1台運転で運用している。すなわち20.2kWダウン。(電力費 約80%ダウン=1/5)。 平均で電気代が従来比1/3以下で済むようになった(約70%以上カット)。導入コストの回収期間約0.2年わずか2~3ヶ月で回収(但し、配管工事費用は不含)

【型式と所要本数】

従来使用の散気装置=O社エアレーター 130型 × 20本
新規採用 弊社メンブレン散気管「パイプフレックス」 EV-750E × 104本

メンブレン微細気泡散気管「パイプフレックス」のご採用で、5~11kWで処理が可能となり、従来エアレーターの1/3以下(約70%カット)の電気代で運転可能となり、大幅な省エネが可能となった。その一方で、今後の能力アップ対策を考慮すると、全ブロワの5台運転時にも使用できる本数設定が望ましいことになる。全ブロワの予想風量は694.2㎥/h(11.57㎥/min)程度が見込まれるので全量運転時にも使用できる能力は694.2㎥/h÷7㎥/h=99本以上が必要となる。

レイアウトを考慮し、第一曝気槽32本、第二曝気槽24本、第三曝気槽16本、第四曝気槽16本、第五曝気槽16本、以上合計104本が最適であると判断し、設置し成果をあげている。ブロワ1台でも5台でも運転できる対応能力の広さもメンブレン微細気泡散気管パイプフレックスの強みである。現状のブロワ設備でフル運転時の排水処理能力は従来の2倍~3倍になった。なお、同曝気槽の手前の調整槽にはファインバブル(マイクロナノバブル)発生装置YJ-15が採用され、排水の前処理改善、DOアップに一役買っています。