セラムコート防食塗料(塩害対策塗料・排水槽塗料・コート材・耐食・耐摩耗塗装)

セラム・コート

海岸、沿岸にある工場、構造物などで、従来悩みの種だった塩害対策用に開発された画期的な耐久性を持つ塗料です。
下塗りのプライマーを必要せとす、2回塗りを行う場合は同じ塗料を重ねます。耐食性、耐摩耗性に優れ、排水、浄水処理設備の塗料としても最適です。
主たる用途

実例対象母材は選びません=鋼板、ステンレス、アルミニウム、チタン、FRP、プラスチック、コンクリート、コンポジットなど

・海岸、沿岸の工場の外装用塗料
・海岸、オフショア構造物
・船舶用塩害対策塗料
・砂による磨耗防止にも最適
・排水、浄水処理設備用腐食対策塗料
(硫化水素対策にも最適です)
性能比較

船のスクリューの芯に塗布した際の違い(6カ月)セラム・コートと、一般的に耐食、耐磨耗塗料として普及しているガラスフレーク入りエポキシ塗料を比較します。
但し塗装膜厚はセラム・コート500μ、ガラスフレーク入りエポキシは1000μとしました。これは、実用面からセラム・コートの塗装膜厚が500μで十分なのに対し、ガラスフレーク入りエポキシの実用塗装膜厚が1000μ必要であるためです。

セラム・コートとガラスフレーク入りエポキシ塗料との性能比較
  セラム・コート ガラスフレーク入りエポキシ塗料
有効塗装膜厚 500μm(1回塗り) 1000μm(500×2回塗り)
耐摩耗性ASTM D-4060 1000回テスト 約10μm磨耗 約150μm磨耗
耐衝撃性ATSM D-2794テスト 約11ジュール 約3ジュール
銅板との接着性 約30Mpa 約7Mpa
セラム・コートの概要

顕微鏡写真セラム社(独)が製造するセラム・コートは微粒のセラミックス粉をエポキシ樹脂で繋いだ特殊防食塗料です(世界特許)。特殊形状セラミックスを高い混合比率で配合していることが大きな特徴です。右図は、セラム・コート塗装膜の断面顕微鏡写真です。特殊形状セラミックスの粒子が複雑に絡み合い、迷路状になっていることがわかります。この迷路状のセラミックス格子が、水分、塩分、薬液等の母材表面への侵入を完全シャット・アウトします。トップコートには従来通り、ポリウレタン塗料を別途塗布します。

セラム・コートの特徴

セラム・コート54S / セラム・コート54S

「塗装膜の性能」
・母材との接着力が極めて高い(表頁・比較表参照)
・極めて高い耐摩耗性(表頁・比較表参照)
・高い弾力性(ASTM-D522で証明済=右写真参照)
・極めて低い水分透過性(顕微鏡写真参照)
「経済性」
・下塗りのプライマーが不要なため作業代を節約できます。
・市販の塗装機で塗布できます。
(エアレス、ブラッシュ、ロール等で施工します)
・寿命がとくかく長い、とにかく塩に強い。
・部分的な補修塗装にも対応します(STP-EP)
・価格も従来品と変わりません。
なぜ塩に強いのか?

 まずは迷路状のセラミック格子(写真参照)が、水分、塩分、薬液等の侵入を防ぎます。さらにはセラム・コートの接着強度は30Mpa(型式による)です。これは一般的なガラスフレーク入りエポキシ塗料(7Mpa)の4倍以上の強さです。一般的に浸透圧と接着強度のバランスが塗料の剥離の原因とされており、海水の成分での浸透圧NaCl=14.3Mpa、FeCl=24.1Mpa、CaCl2=25.3Mpaであることから接着強度30Mpa以上を誇るセラム・コートは、これらの値を凌ぐため、他を圧倒して塩に強いのです。

製品ラインナップ
型式 用途 溶剤含量率 推奨膜厚 下地処理 特長 最小ロット
54S 外装用 20% 150μ/回 ブラスト 新設外装向け定番 22.1kg/1セット
CN200 内装用 0% 600μ/回 ブラスト 内装向き、排水処理槽など硫化水素対策にも最適 16.5kg/1セット
STP EPt 補修用 0% 150μ/回 サンダーケレン 亜鉛メッキにも対応 19.98kg/1セット
 母材の地肌に直接塗ることがセラム・コートの性能を最も発揮するうえで重要です。また補修用STPは、亜鉛メッキや生きた塗装面であればその上から塗布することも可能です。但し、従来塗装の接着強度が弱い分、性能が落ちることはご了解願います。また上記以外にも耐熱性塗料(500℃まで対応!)、断熱性塗料(表面温度を1/2に低減!)、耐磨耗床塗料など様々なタイプを用意しています。
外装用重防食塗料

施工例

セラム・コートは化学工場、製鉄所、食品工場の設備保護の為、タンク類、パイプ、装置の外面に施工する重防食保護塗料です。セラムは母材を選ばず、鋼板、FRP、コンクリートに施工出来ます。

またステンレス、亜鉛メッキ鋼鈑の様な滑らかな表面にも施工可能です。

セラム・コートはセラミック微粒子(10μ以下) を主原料とし、これをエポキシ樹脂で固めた重防食塗料です。セラム・コートの被膜は母材との強い密着性を持っております。セラム施工には下塗りプライマーは不要です。 セラム・コート被膜は高い防食性と加えて極めて高い耐摩耗性を持っています。 セラム・コートは施工に特殊な装置、ノウハウを必要としません。市販の塗装機具で簡単に施工可能です。必要に応じて厚膜塗装も可能。 タイプによっては1回塗りで300μまで可能です。セラム・コートはプライマー不要、厚塗り可能で、塗り回数が少なく大幅に施工コストを削減する事が出来ます。

外装用重防食塗料 セラム・コートの特徴
・母材との強い密着力を持っている。密着力は30Mpa以上です。
・高い耐摩耗性を持っている。耐摩耗性は他のエポキシ系塗料の約10倍。
・高い防食性を持っている。塩水スプレー試験で10,000時間以上。
・施工に当たり下塗りプライマーを必要としない。
・施工は市販の塗装機(エアレス、エアガン、刷毛)で行い特殊な技能は必要無い。
・被膜は高い圧縮強度(150Mpa以上)を持ちながら弾力性にも富んでいる。
外装用重防食塗料 性能一覧表
  CN100LV2 STP-ep STP-ep-hv ZC-500
(ZC-250) *1
232 *2
比重 1.55 1.5 1.5 2.5 1.8
耐熱性 (ガス相) 140℃ 120℃ 120℃ 500℃ 90℃
耐熱性 (液相)*3 120℃ 95℃ 95℃ 80℃
母材との密着力 30N/mm2 30N/mm2 >30N/mm2 10N/mm2 30N/mm2
耐摩耗性 *4 40mg 40mg 40mg 150mg 50mg
圧縮強度 150N/mm2 100N/mm2 150N/mm2 50N/mm2 150N/mm2
曲げ弾力性 >25% >25% >25% >25% >25%
耐塩水噴霧試験 10000時間 10000時間 10000時間 2000時間 10000時間
耐塩水浸漬試験 *5 6000時間 6000時間 6000時間 4000時間
溶剤含有率 非溶剤 非溶剤 非溶剤 50% 非溶剤
塗装硬度
ショア D
82 85 85 70 80
塗装方法 刷毛・ローラー
吹付け塗装
刷毛・ローラー
吹付け塗装
刷毛・ローラー
吹付け塗装
刷毛・ローラー
吹付け塗装
刷毛・ローラー
吹付け塗装
1回塗りでの
最大塗装膜厚
吹付け塗装時
300μ
吹付け塗装時
200μ
吹付け塗装時
300μ
吹付け塗装時
200μ
吹付け塗装時
400μ
*1 セラム・コートの外装用塗料は全て2液性で硬化剤と主材との化学反応により乾燥硬化します。例外は、ZC500でこれは1液性です。ZC500の耐熱性は500℃ですが、250℃耐熱のタイプ(ZC250)も取り揃えております。 ZC250,ZC500は通常保温被覆を施す装置、配管の外部に施工され、保温被覆内で進行する蒸れ、水蒸気に依る腐食を防止します。
*2 セラム・コート232は特殊防食塗料で、水中(海水中)で硬化します。水中、海水中の構造物の補修防食に最適です。
*3 セラム・コートの外装用塗料は外装用塗料ですが、液相での耐熱データも採っております。ZC500は浸漬状態で使用されるものではありませんので液相での耐熱試験は行っておりません。セラム・コート232は海中の構造物にのみ施工される塗料ですので、液相の耐熱データのみ採っております。
*4 耐摩耗試験は回転砥石を塗装膜に押しつけ1000回転させた後の塗装膜の摩耗減量を重量で表したものです。耐摩耗試験はASTM-D-4060試験法により実施しています。
*5 セラム・コートの外装用塗料は外装用防食塗料ですが、防食機能の確認の為あえて塩水(海水)の浸漬状態での耐海水防食試験も行っております。ZC500は浸漬状態で使用されるものではありませんので、浸漬試験は行っておりません。
重防食内面コーティング材

施工例

内面用重防食塗料 セラム・コートの特徴
・母材との強い密着力を持っています。密着力は30Mpa以上です。
・高い耐摩耗性を持っています。耐摩耗性はFRPの約10倍。
・高い防食性を持っています。塩水スプレー試験で20,000 時間以上の耐海水の防食性能が確認されています。
・塗装施工に当たり下塗りプライマーを必要としません。
・塗装施工は市販のエアレス塗装機で行い特殊な技能及び装置は必要ありません。
・被膜は高い圧縮強度(150Mpa 以上)を持ちながら弾力性にも富んでいます。
内面用重防食塗料 性能一覧表
  CN100iso CN-200 CN-OC UP-2R CRB7-HT
比重 1.2 1.6 1.3 1.5 1.5
耐熱性(ガス相) 170℃ 150℃ 180℃ 150℃ 225℃
耐熱性(液相) 140℃ 130℃ 160℃ 120℃ 190℃
母材との接着力 >30N/mm2 >30N/mm2 >30N/mm2 >30N/mm2 >20N/mm2
耐摩耗性 *1 40mg 40mg 25mg 20mg 40mg
圧縮強度 >150N/mm2 >150N/mm2 >150N/mm2 >90N/mm2 >100N/mm2
曲げ弾力性 *2 >25% >25% >25% >25% >25%
耐塩水噴霧試験 *3 10000時間 18000時間 20000時間 20000時間 10000時間
耐塩水浸漬試験 *4 6000時間 6000時間 6000時間 10000時間 6000時間
硬度 ショアD >82 >82 >85 80 85
吹付け塗装時の1回塗りでの
最大塗装膜厚
700μ 500μ 500μ 1000μ 500μ
備考 厚く塗布する事により断熱性を発揮します。
(3mm厚50%)
放射線遮断性能も有する。高温排ガスダクト内面の防食には最適。
耐海水性に優れている。
海水配管、海洋構造物の防食に最適。
特に耐酸性に優れている。プライマー無しでステンレス、アルミ、鋼にも直接施工できる。 耐酸性に優れている。ゴムの様な弾力性をある塗装膜を作る。 特に高温、耐熱性に優れている。

上述のセラム・コート内面用重防食コート材は全て非溶剤コート材です。

硬化は主剤に混合される硬化剤による化学反応で完了します。

セラム・コートの内面重防食コート材は全て高い耐薬品性を有しています。
各種薬品、溶剤に対する耐性試験データは取り揃えております。ご請求下さい。

施工に特殊専用機器は不要です。汎用塗装機(エアレス塗装機)で施工可能です。

又、刷毛、ローラーでも塗装施工可能です。均一な厚い理想的塗膜厚を得るにはエアレス塗装機による塗装をお奨めします。

施工詳細要領書をご請求下さい。

母材との密着力は炭素鋼上に施工した場合の密着力です。但しセラム・コート内面コート材は金属表面のみならず、プラスチック、コンクリート等非金属材料の表面にも施工可能です。

*1 耐摩耗試験はASTM-D-4060試験法に基づくテストの結果です。塗装膜に砥石を1kgで押し付け1000回転後に塗装膜の摩耗減量を計測した結果です。
*2 厚み250μの塗装膜を曲げた時の弾性です。テスト法はASTM-D-522に依ります。
セラム・コート塗装膜は高い弾性に依り、母材(鋼板)の熱膨張収縮には完全に追従します。 熱膨張収縮に伴う塗装被膜の割れ剥がれは一切ありません。
*3 試験法はASTM-B-177に依っております。ASTMの規定では10000時間を超える テストの規定はありませんので、テスト結果はASTM法に基づいた社内テストの結果 です。試験片の塗装膜厚は500μです。
*4 国際規格では、海水浸漬試験の規定はありません。ノルウェー国が北海油田の用途向けに作った規格(NORSOK-M-501-rev-3)の試験法に基づきテストしております。
排水処理 沈降槽へのセラム防食塗料の施工実績例(銅精錬所)

セラム防食塗料
日本国内の某銅製錬所での採用例です。CERAM防食塗料が採用されたのは、排水処理設備の沈降槽です。沈降槽の内面に耐薬品防食の目的でCERAM CN200LV2が施工されました。

排水,汚水処理装置の内面防食には伝統的にタールエポキシ樹脂が採用されて来ました。この顧客銅製錬所でもタールエポキシ塗料を沈降槽内面防食の為に採用し続けて来ました。 しかし排水の条件はタールエポキシ塗料にはかなり厳しいものでした。
排水は所内から集められた洗浄排水です。通常、排水は弱アルカリ性pH7~pH9で推移しています。しかし1日に1~2回、強硝酸を含んだ排水が投入され、短時間ではありますが、沈降槽内の排水のpHは一気にpH2まで下がります。 一時的にせよ強い硝酸を含んだ排水が混入し、pHが2まで下がる。これが、タールエポキシ樹脂のコーティング被膜を激しく攻撃し、タールエポキシ樹脂塗装膜は、 施工後6ヶ月を待たずに部分剥離を起こす問題が定常化していました。

排水中のSS分濃度は低く、また沈降したSS分は、摩耗性の低いものである事から、 塗料の選択にあたっては、耐薬品性(耐酸性)、防食性に重点が置かれました。最終的に選択したのは、耐薬品に優れた特性を持つセラムコートCN-200です。セラムCN-200は耐薬品性に優れているだけで無く耐摩耗性にも優れています(FRPの4倍の耐摩耗性を持っています)また防食性能も高い塗料です。(耐海水防食性試験でFRPの3倍の耐海水性能が立証されています)施工に先だって顧客ではセラムコートCN-200のテストピースを使って6ヶ月間の実液浸漬試験を実施し、性能を現場で確認しました。

セラムの施工に当たっては、下地はサンドブラストかけの1種ケレンを行いました。下塗りプライマーは使用しておりません。塗装被膜は薄くしたいと言う要望から、最終的には、CN200と同じ物性を有し粘度のみ低いCN200の低粘度バージョンCN200LV2を選択し、これを2回塗りしました。
1回塗りの膜厚は、300μで、2回塗りで最終膜厚は600μとしました。

上記の写真は施工1年後の開放点検時の写真です。
顧客は1年経過しても塗装膜に全く損傷、剥がれは全く無く、6ヶ月で部分剥離を起こしていた従来のタールエポキシ塗料に比べ大幅な改善となった、との結論を出しました。
spacer

セラムのドイツのグラスウール製造工場での排水処理設備沈降槽での実績例

ドイツのグラスウール製造工場に設置された排水処理用の沈降槽(新設)に セラム防食塗料 CN-200が採用された例をご紹介します。
沈降槽に入る排水は工場内の製造設備の洗浄水です。 排水のPH値は7~8、温度は20~30℃で、極端な腐食を誘引する排水ではありません。
但しこの排水中には、2~7mm長のガラス繊維が大量に含まれており、 これが槽内面、円筒、下部攪拌羽根、槽底部の激しい摩耗の要因となっており、耐摩耗対策としてセラムコートの内面用重防食塗料CN-200が採用されました。
■セラムの仕様
・沈降槽は2基、内容量は各160m3、槽材質は鋼板製
・塗装施行前には丁寧にブラストをかけた一次ケレンの下地処理
・塗装施行はエアレス塗装機を使用
■セラムの塗装厚み
・槽の上部、円筒部は1回塗りで 600μ
・槽の下部、底部、撹拌羽根は2回塗りで 1000μ
・セラムコートの常としてプライマーは使用していません。
攪拌機をタンク内に設置

spacer

排水槽専用防食塗料「セラム」

沈殿槽内面(FRP代替)・砂濾過タンク内面(ゴムライニング代替)浮上分離槽など
ドイツで開発された画期的な高密度セラミック含有エポキシ防食塗料です。
下塗りのプライマー不要で、母材との高い密着力(30MPa)が特長です。
耐酸性(pH1に対応) 超耐食性 耐摩擦性(従来比15倍)
・酸、アルカリ、塩分、硫化水素などに対する耐食性の向上
・母材は選びません(鉄、SUS、アルミ、コンクリート、プラスチックなど)
排水槽専用防食塗料「セラム」

※下記フォームに必要事項を入力のうえ、「送信」ボタンをクリックしてください。

■お客様の情報をご記入ください。

【 会社名 】 (必須)

【 お名前 】 (必須)

【 ふりがな 】 (必須)

【 メールアドレス 】 (必須)

【 TEL 】 (必須)

【 郵便番号 】

【 都道府県 】 (必須)

【 市町 】 (例:東京都豊島区0-0-0)

題名にチェックして下さい。

■ ご相談やメッセージをご記入下さい。 ※資料請求の場合は、製品名をお書き下さい。

 

header430-45